【台北】八重山の物産と観光をPRするイベントが16日までの3日間、台北市内のデパートで行われ、石垣島特産品拡(ひろ)め隊(代表・下地寛正下地黒糖加工所代表取締役)に参加する10業者が特設ブースで特産品をPRし、揚げかまぼこと八重山そばの実演販売も行った。特設ステージでは、夏川りみさんの歌やトーク、八重山高校郷土芸能部の伝統芸能などがあり、週末を過ごす台湾の人たちを楽しませた。
|拡め隊や八重山ビジターズビューロー、県産業振興公社などが開いたもので、八重山へ観光客を誘致するとともに、特産品をPRするのが目的。
会場のデパートは地下で台北駅とつながっており、地下3階の特設ブースには買い物客がひっきりなしに訪れた。泡盛の試飲コーナーには、八重山だけでなく沖縄各地の銘柄も並び、飲み比べを楽しむ台湾の人たちでにぎわった。
下地代表は「イベントの後、復興航空やスタークルーズに石垣行きの問い合わせをする人がいたと聞いている。イベントの効果はあったのではないか。品物の販売では、赤や黄色を使った派手なパッケージが好まれることが分かり、参考になった」と話した。
夏川りみさんは1階の特設ステージに2回登場。台湾でも人気のある夏川さんのステージが無料で見られるとあって、15日昼すぎのトークショーには100人以上が詰め掛けた。夏川さんは「私の生まれた石垣島は台湾に近いということもあって、台湾が大好き」などと話し、台湾の人たちを喜ばせた。
八重山高校郷土芸能部は「まみどーま」などを披露。2年生の名嘉夏海部長(17)は「外国で公演するのは初めて。八重山に伝統芸能があることを知ってほしいという思いで踊った。うまくできたと思う」と話した。
ミス八重山「星の砂」の玉城美穂さんや南ぬ島石垣空港のマスコットキャラクター「ぱいーぐる」、竹富町のマスコットキャラクター「ピカリャ~」も八重山をPRした。