【那覇】沖縄大学地域研究所主催の第12回ジュニア研究支援発表会が15日午後、那覇市の同大学で開かれ、白保小学校と白保中学校、八重山商工高校など10校が地域研究の成果を発表した。
同大学は琉球弧(沖縄、鹿児島)の小中高で学ぶ児童生徒の共同研究に助成金を贈る人材育成に取り組んでいる。研究発表会は支援活動の一環。
白保小は「魚湧く白保の海とサンゴを調べ、守ろう」のテーマで発表。5年生の世持愛菜さん、金嶺隼君、坂東篤磨君、福元円花さんが轟川の水質調査、赤土調査などを通して白保の海とサンゴ礁の保全の大切さを学んだ成果をスライドを使用して紹介した。
発表で世持さんは「これからも調べ学習や体験活動を行い、大切な白保の海を守っていきたい」と感想を述べた。
白保中は2年生が「白保地域のサンゴ調査」(新里和樹代表)、八重山商工は生物部(藤本治彦代表)が「アンパルに生息するシレナシジミの研究Ⅵ」のテーマで研究成果を披露した。
各校の発表に専門家からは「伝え方を含め伝えることを重視した研究が素晴らしい」「研究は学校の伝統にしてほしい。非常に勉強になった」などの感想が聞かれた。