【那覇】仲井真弘多知事は14日開会した県議会2月定例会の2期目最後の所信表明演説で「2014年度は新たな施策を大胆に展開し、さらに加速させる重要な年になる」と述べ、八重山を含む離島振興に尽力する考えを示した。
14年度の施策概要で県立病院について触れ「八重山病院の建て替えは2017年度の開院へ向けて整備する」と表明。離島振興については「航路・航空路の交通コスト低減や離島児童・生徒支援センター(仮称)の2015年度供用開始、港湾・空港施設の機能向上と石垣空港線の早期開通に取り組む」と強調した。
水産業の振興では「日台漁業取り決めの影響緩和のために基金100億円を活用し、漁業者の安全操業の確保や水産経営の安定化などに取り組みたい」と述べた。
米軍基地関連では「政府は辺野古移設計画が9年以上の期間を要することから、その間の危険性除去が極めて重要であるとしているが、私も政府認識を共有している。政府は5年以内の運用停止の実現に全力で取り組むと表明している」と述べ、政府の対応に期待感を示した。