千葉ロッテマリーンズの紅白戦2戦目が13日、市中央運動公園野球場で開催された。大嶺翔太は紅組三塁、伊志嶺翔大は白組左翼として前日に引き続き先発出場。攻守で落ち着いたプレーをみせ、監督、コーチ陣にアピールした。昨日とは打って変わって夏を思わせる晴天が広がった石垣島地方は午後1時56分に最高気温22・8度を記録。球場には12日の初戦を上回る1600人(千葉ロッテマリーンズ石垣島協力会発表)の観衆が詰めかけ、選手たちの1軍生き残りを懸けた真剣勝負に熱い視線を送り、ビール片手に試合を楽しむ姿も見られた。
翔太は六回の第3打席に右翼打を放ち4打数1安打。守備では三塁を強襲する打球や満塁の場面での三塁ゴロなどを難なくさばき、課題の守備で危なげないプレーをみせた。
伊志嶺は、好機で勝負強さを発揮し、打点を稼いだ。七回の1死一、三塁の場面で、紅組3番手の岸敬祐から左中間フェンスを直撃する1点適時打を放った。
試合は表の紅組が先行する展開で回を重ね、七回に白組が7点を挙げ逆転、3—8に終わった。
試合後、伊東勤監督は「緊張感があり、内容も良かった。去年に比べて、全体的にいい印象だ。2軍が14日打ち上げなので、振り分けを行う」と話し、いよいよ1、2軍の選手を決定する予定だ。
2軍は合同キャンプ打ち上げ後、鹿児島県薩摩川内に移動し、2次キャンプを行う。