国土交通省観光庁はこのほど、地域資源を活用した「観光地魅力創造事業」に、国内初の星空保護区を目指す「八重山諸島星空information H2O」を選定した。全国から51件の応募があり、うち34件、県内では同事業だけが選ばれた。
観光庁では、地域の観光資源を世界に通用するレベルまで磨き上げることを目的に、地域づくりと観光振興策を一体で実施する地域の取り組みを支援しており、事業費の2分の1以内で国が負担している。
星空H2Oでは、星空を中心とした滞在型観光に価値観を置き、各種ツアーや宿などの情報を提供し、国内初の星空保護区認定に向けて取り組んでいる。ことし5月には国際ダークスカイ協会で認定制度を統括するジョン・バレンタイン氏が八重山を視察している。
星空H2O事務局の宮沢みゆきさんは「国から認められたことで大きなPRになる。サービスの質の向上や地域振興、星空保護区認定に向けて活動を活発化させ、八重山の星の素晴らしさを世界に伝えたい」と話した。
竹富町観光協会の上亀直之会長は「滞在型観光につながることに期待したい」と述べた。