「観光の日」の1日、郡内では訪れた観光客に特産品を振る舞う「歓迎レセプション」が行われた。このうち、南ぬ島石垣空港国内線到着ロビーでは、石垣市観光交流協会青年部(田中誠司部長)が観光客にパイナップルやシークヮーサージュースなどを提供。2016年にちなみ、この日2016人目の到着客に空港各社が記念品を贈呈した。同日は竹富町観光協会と同青年部が石垣港離島ターミナル、与那国町観光協会と同町は与那国空港でイベントを行った。
市観光交流協会青年部によるレセプションは同日午前9時から行われ、空港に訪れた観光客が島の特産品に舌鼓を打った。
2016人目の到着客は、同日午後に名古屋(中部)便で来島した都竹美津雄さん(43)=岐阜県本巣市=家族5人が選ばれ、石垣空港に就航する航空各社から旅客機のモデルプレーンなどが贈られた。
美津雄さんは「家族で初めての石垣旅行で選ばれて驚いている。3泊4日の旅行を楽しみたい」と笑顔。
息子の竜乃介君(10)は「海で魚を見たり、泳いだりするのが楽しみ」と喜んだ。
観光業界は上半期の入域観光客数が過去最高の60万人を初めて突破したことで、地元特産品の消費や観光産業の需要拡大に期待を寄せている。
市観光交流協会青年部の田中部長は「上半期は旅行会社の販売やプロモーションが順調な証し。多言語の案内板などの設置が課題だが、国内客のリピーターも同時に獲得していきたい」と述べた。