今年の豊作に感謝し、来夏世の五穀豊穣(ほうじょう)と村の発展を祈願する八重山郡内の豊年祭は17日の崎枝、久部良、比川を皮切りに18日には大浜で行われ、夏の風物詩の到来を告げた。大浜公民館(當山信佳館長)は崎原御嶽前の崎原道路で行い、ファイナーレの上(うい)村と下(すむ)村に分かれて行われる長さ130㍍の大綱引きは熱気むんむん。5分21秒で上村に軍配が上がり、参加者から大歓声が上がった。
大浜豊年祭は午後2時から東海岸のカースンヤーで神司によるユーニガイ(願い)の儀式が行われた。
この後、オーセ(番所)では中学生による「イリク太鼓」などの奉納や10本の旗頭が境内に並んだ。余興などを披露する道踊りには34団体が伝統舞踊などを披露した。
日没後、たいまつの明かりの下で行われるツナヌミンが幻想的な雰囲気のなかで行われ、勇壮な戦いに大きな拍手が涌き起こった。當山館長は「字民と一緒に村の豊作と繁栄を祈願してほしい」と話した。