石垣島北部の平久保崎灯台が、一般社団法人日本ロマンチスト協会=長崎県雲仙市愛野町=と日本財団(東京都港区)の「恋する灯台」に認定された。両団体が12日に発表したもので、全国では20灯台。沖縄県から唯一、平久保崎灯台が選ばれた。
恋愛の聖地や観光資源として灯台の価値を見直し、海への関心を高めるプロジェクト。平久保崎灯台は石垣島の最北端に位置し、灯台から望む景色は観光客にも人気、観光スポットとしてにぎわいをみせている。
友人と奈良県から訪れた20代女性は「とてもすてき。次は彼氏と一緒に来たい」と話した。
石垣市観光交流協会の高嶺良晴会長は「石垣市の観光のさらなる発展につながる」と期待する。
恋する灯台は▽場所(非日常感)▽歴史(物語感)▽道のり(到達感)▽ロマン(創造感)▽景観(最果て感)▽形(造形美感)−を基準に認定。
今後、ショートフィルムの制作やフォトコンテスト、灯台デートコースのワークショップなどの開催を予定しているほか、11月1日の「灯台の日」には認定された20灯台の地域と連携した企画も計画する。
詳細はホームページ(http://japan-romance.com/)。