桟橋通りから西側の市街地を巡回する東運輸㈱(前津文一社長)の「まちなかじゅんかんバス」(29人乗り)は、10月1日の運行開始から1カ月余が経過した。車を運転できない高齢者などから好評だが、10月の利用者数が1015人と目標の2016人に届いておらず、同社は「利用者などの意見を取りまとめて対策を考えたい」としている。
バス利用者からは「市役所や病院、スーパーなどに停留所があって便利」との声がある一方、「コースが分かりづらい」「バス停がどこにあるのか分からない」との指摘も。
さらに「一律100円で乗れたら助かる」「範囲を健康福祉センターや運動公園まで延ばしてほしい」といった要望も出ている。
同社は「PR不足かもしれない」として今後、PR強化や利便性向上に取り組む考え。
糸洲宗幸総務主任は「利用者のさまざまな要望に応えられるよう努力したい。また、観光客へのPRにも取り組みたい」と話している。
まちなかじゅんかんバスは、バス路線の空白地帯となっている桟橋通りから新川方面の2ルートで平日は1日12便、土日祝日は1日8便運行している。