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川満氏が出馬表明 竹富町長選

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町役場の早期移転に意欲を語る川満栄長氏=19日午前、南の美ら花ホテルミヤヒラ

 8月23日告示、同28日投開票の竹富町長選で3期目を目指す現職の川満栄長氏(62)は19日、石垣市内ホテルで記者会見し正式に出馬を表明、「継続は力なり。3期目を勝ち抜き、町役場の西表大原への早期移転を成し遂げ、町民の期待に応えたい」と決意を語った。役場移転では手続きをめぐって議会と対立しており、川満氏は「議会が正しいのか、私が正しいのか、町民にぜひ判断してもらいたい」と述べた。

 役場移転問題では、基本方針の策定と実施設計などの業務を並行して進めようとしている川満氏に、議会野党側が基本方針を先に策定すべきだと反発。3月と6月の議会で相次いで調査建設費を盛り込んだ一般会計補正予算案が否決されていることから、移転事業の進め方が今選挙の焦点となりそうだ。

 川満氏は「役場は築46年。耐力度調査で危険家屋と診断されており、一刻の猶予も許されない。選挙で民意が出れば前に進む」と語った。

 川満氏は会見で「2期目の公約103項目は97%の達成率」として▽船賃低減▽中学生までの通院費無料化▽妊産婦の船賃ゼロ・宿泊費増額▽出産祝い金の増額▽3製糖工場の整備―などの実績を強調。

 3期目の重点施策として役場移転のほか、波照間航路の安定就航と空路再開、世界自然遺産登録、竹富島の水牛ステーション移転、子育て支援などを挙げ、「人と自然と文化が共存共栄、共生する日本一豊かなふるさと、竹富町づくりを協働で全力で取り組んでいく」と述べた。

 川満氏はこの日は13の基本政策を打ち出し、後日、具体的な項目を発表する予定だ。

 川満栄長(かわみつ・えいちょう)。1953年6月30日、西表上原住吉生まれ。琉球大学短期大学部卒。1990年から5期町議を務め、2008年の町長選で初当選。現在2期目。


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