【那覇】国土交通省は14日、各地の観光地を交通アクセスも含めてネットワーク化し、「広域観光周遊ルート」として海外へ発信する「Be・Okinawa琉球列島周遊ルート」など四つの周遊ルートを新たに認定した。昨年度認定の7地域と合わせて11地域となり、北海道から沖縄までをカバー。2020年のオリンピック・パラリンピックに向けた取り組みが求められる。
琉球列島周遊ルートは、「自然と人とのふれ合いを通じて、本来の自分と向き合う旅」をコンセプトに主要観光拠点地区の本島とその周辺15離島、久米島、八重山諸島、宮古諸島の空港や港湾など主要ゲートウェイ施設で構成。県や沖縄観光コンベンションビューロー、離島市町村・観光協会、民間事業者などで組織する同ルート形成推進協議会(会長・翁長雄志知事)を設置し、本年度から2020年度までの5年間で▽事業計画策定および継続的なマーケティング▽受け入れ環境整備・交通アクセスの円滑化▽滞在コンテンツの充実▽対象市場に向けた情報発信・プロモーション—を主な取り組みとし、モデルコースの策定などをした上で台湾、香港、韓国、中国本土などの外国人観光客の離島周遊を促進する。
このほか認定されたのは「日本のてっぺん。きた北海道ルート。」(北海道)、「東京回廊」(仮称、東京など11都県)、「縁(えん)の道~山陰~」(鳥取県、島根県、山口県萩市)。