沖縄防衛局の森浩久企画部長が13日夕、石垣市役所に中山義隆市長を訪ね、石垣島への自衛隊配備着手を2年前倒しで実施するため来年度予算案の概算要求に用地取得費など100億円前後を計上するとの一部報道について「事実とは違う」と否定した。
森部長は「市や市民に理解をお願いしているところ。現時点では概算要求を決めたとか具体的なスケジュールは決まったということではない」と述べた。
中山市長は「そういう記事が出ると、誰かが話したのではないかと思わざるを得なくなる。議論の最中にこういう記事が出てしまうと市民が混乱する。私と市民の信頼関係も崩れてしまう。しっかりと住民にオープンに説明してもらいたい」と要望した。
2年前倒しや100億円という数字について森部長は「どこから出てきた数字か分からないのでコメントのしようがない」と記者団に語った。