県ハイヤー・タクシー協会八重山支部(請盛真実支部長、12社)に加盟するタクシー会社の乗務員を対象にした中国語講座(全10回)が7日夕、石垣市新川の同支部会議室で行われ、加盟全社から12人がタクシーの会話に特化した中国語を学んだ。全社の参加は初めて。
講座は、NPO法人八重山美ら島塾(玉城信夫理事長)が同支部から要望を受けて2年ぶりに開催した。
乗務員は、中国圏の乗客を対象に「どこに行きますか?」や「目的地まではここから何分です」など、車内で実際に使われる会話を中心に学んだ。
玉城理事長は「2年前と違い、外国人観光客は増えた。この講座で言語の課題を解消してほしい」と期待。
増加する海外インバウンドに対して、タクシー乗務員のサービス力の強化を進めている請盛支部長は「外国人客とのコミュニケーションはリピーターの獲得につながる。受け入れ強化をタクシー業界から広めたい」と話した。