身近な場所をきれいにし、現状を知ろうと八重山商工高校商業科観光コースの1年生から3年生まで約50人が8日午前、八島小学校南側の防波堤周辺を清掃した。
生徒たちはごみ袋やごみばさみを持ちながら、防波堤付近や消波ブロックの間などに落ちているごみを拾った。
今年は可燃ごみ20袋、不燃ごみ11袋、空き缶4袋、ペットボトル11袋のごみを収集。ペットボトルにたばこの吸い殻がたくさん入っているものや、船体の破片、発泡スチロールなどもあった。
3年生の加藤弦君(18)=神戸市出身=は「こんなきれいな海は本土にはない。海をもっと大切にしてほしい」、1年生の大城稜さん(16)は「燃えないごみが特に多い。できれば一般の人にも清掃に参加してもらい、現状を見てほしい」とそれぞれ感想を語った。
宮里靖乃教諭は「ポスターを制作するなど、ごみ捨て防止を呼びかける活動もしていきたい」と話した。