FMいしがきさんさんラジオを運営する㈲石垣コミュニティーエフエム(東太田政三代表取締役)は7月にも、台湾のラジオ局アジアFM(郭懿堅代表取締役)=桃園市=と業務提携を結び、放送コンテンツの交換など交流を始める予定だ。現在準備を進めており、FMいしがきは「より深くお互いの島を理解し、発展・交流に貢献したい」としている。
アジアFMはことしで開局して20年目。桃園市のほか台北市、基隆市などに放送する台湾大手のラジオ局で、ラジオ番組の制作のほか音楽イベントなども積極的に行っている。
FMいしがきは、石垣市と台湾を結ぶ役目を果たしたいと、石垣市台北駐在員の小笹俊太郎氏と相談したところ、小笹氏からアジアFMの紹介を受けた。
東太田代表らが今月20日、同社を訪ね、業務提携を前提に交渉を進めることを確認。「熱烈歓迎をしていただき、台湾のおもてなし、石垣への関心の高さを肌で感じた」という。
業務提携で具体的に検討しているのは、石垣側のパーソナリティーと桃園市出身の通訳が台湾側のパーソナリティーとトークを展開したりする放送番組内での交流や、互いの観光客に向けた観光情報や流行情報の提供など。FMいしがきは「イベント告知を発信できるので日本側のクライアントにとっても大きなチャンスにつながる」としている。