【西表】県立図書館の「移動図書館」が27、28の2日間、西表西部の中野わいわいホールで開催された。前回より300冊以上多い約2000冊の蔵書が用意され、利用者はわくわくした様子で本を手に取って選び、気に入った本を借りていた。
移動図書館は、できるだけ多くの人に利用してもらおうと、前回から開催日を2日間に延長。さらに利用者からの「借りられる冊数を増やしてほしい」との要望を受け、貸出冊数を1人15冊に拡大した。今回はこれに併せ、貸し出し可能な蔵書も増やした。
県立図書館職員の島尻直幸さんは「大人に人気の小説や、子ども連れのお母さんがたくさん訪れることから、絵本を多く持ってきました」と話した。
県立図書館ではホームページで蔵書を検索して借りられるサービスも行っており、西表西部地区では各学校の図書室に司書がいる日に受け取り、返却ができる。島尻さんは、「住民の方にサービスを知ってもらって、もっと利用してもらえればうれしい」と話していた。
(曽根田容子西部通信員)