環境大臣政務官兼内閣府大臣政務官の浮島智子氏は7日、県が環境省の地域グリーンニューディール基金を活用して漂着物の回収やモニタリング調査を実施している伊野田海岸や星野海岸を視察した。回収後も再び大量の漂着物が海岸に打ち上げられている状況に浮島氏は「基金を単年度で終わらせてはいけない。15年度以降も継続できるようにしたい」と話した。
県は09年度に海岸漂着物対策地域計画を策定し、同基金を活用して県内全域で回収事業を実施してきた。同基金は14年度で終了する予定になっている。
伊野田海岸には、北東の風が吹くと漁具やペットボトル、空き缶などが漂着。海外からの漂着物もある。11年度には、約100万円をかけ、2㌧トラック69台分を回収した。
国外からの漂着ごみについて浮島氏は、4月に韓国で予定されている日中韓3カ国の環境相会合で話し合う考えを示した。