第10回九州小学生ゴルフ地区大会がこのほど八重瀬町の那覇ゴルフ倶楽部で開催され、石垣市から出場した名嘉乃衣=平真小6年=がグロス92で4位入賞。7月26日に大分県の久住高原ゴルフ倶楽部で開催される九州大会への出場が決まった。
将来、プロゴルファーを目指す名嘉は「(去年の同大会は)ほぼ最下位だったので、4位に入れてうれしい。苦手のパターを練習して、九州大会では10位以内に入りたい」と喜びを語った。
名嘉はゴルフ好きの祖父・清忠さん(58)の影響で3歳からゴルフを始め、4歳の誕生日にはゴルフクラブをねだるほど夢中になった。
小学4年まで沖縄本島で母・望さん(33)と暮らしていたが、4年生で初めて出場した大会でのふがいない結果に、「もっとゴルフがうまくなりたい」と清忠さんの住む石垣でゴルフに打ち込むことを決めた。
清忠さんは「もう僕では勝てない。プロになるまで応援していく。乃衣が八重山のジュニアの先頭に立って盛り上げていければ」と期待を寄せる。
練習は主にゴルフレンジとショートコース。毎日練習に付き添う祖母の和子さん(60)は「ゴルフ漬けの毎日。プロになった時のために英語と韓国語も勉強している。どこまでいくか楽しみ」と目を細めた。
週2回、名嘉を指導している川俣明ティーチングプロは「思い切りがいい。集中力がつけばまだまだ伸びる」と話す。
ドライバーの飛距離がキャリーで200ヤードを超えるという名嘉は「好きな選手は韓国のイ・ボミ。プロになって一緒にプレーしたい」と笑顔をみせた。