中西、上田さんが実績報告
一般社団法人石垣島クリエイティブフラッグ(西村亮一代表理事、ICF)の中西康治さん=三重県出身、石垣市新川在住=と香りのアーティストの上田麻希さん=東京都出身、石垣市桴海在住=の2人が9日午前、市役所を訪れ、中山義隆市長に活動実績を報告した。
それによると、中西さんは八重山の日常などを撮影した写真集を県内外で発売。上田さんは、世界的な嗅覚アートの国際的なコンペ「Art and Olfaction Awards 2016」でファイナリストに選ばれたという。
八重山に移住して今年で10年目となる中西さんは「お世話になった島に恩返しをしたい。八重山の魅力を一人でも多くの人に伝えたい」と話した。
於茂登集落内のアトリエで創作活動やワークショップなどを行っている上田さんは「赤土の香りがする香水などが海外では人気があった。豊富な島の自然は香りであふれており、新たな観光産業の魅力になるかもしれない」と述べた。
中山市長は「今後も活躍して石垣島をもっとPRしていってほしい」と激励した。
ICFは、市の文化産業創出事業として2013年度にスタート。石垣島に縁のあるクリエイターがそれぞれのジャンルで活動し、島の良さをPRするとともに、活動の幅を拡大。プロモーションからビジネスへの転換を図るため、15年7月に法人化。50組のクリエイターが登録している。