マリンレジャーによる水難事故防止を呼び掛ける啓発活動が2日午前、石垣港離島ターミナルで行われた。海上保安庁のマスコットキャラクター「うーみん」や八重山署のマスコットキャラクター「シーサー・ヤイマ」も登場、観光客が一緒に写真に収まる姿もみられた。
石垣海上保安部(宮﨑一巳部長)と八重山警察署(前田達史署長)、市消防本部(慶田城用允消防長)、海上保安協会八重山支部(辻野ヒロ子支部長)が実施。
八重山地区の水難事故は昨年8件発生(前年比2件減)し、死者は6人(同3人増)、件数は減少したものの犠牲者は増えている。
慶田城消防長は「離岸流が発生する危険な場所には、一人では絶対に行かないこと」、前田署長は「昨年亡くなった6人はいずれも島外者。楽しんで事故なく帰ってほしい」と話した。
宮﨑部長は「特にシュノーケル中の事故が多い。100%安全というものはない。準備を怠らず注意して楽しんでもらいたい」と呼び掛けた。
兵庫県から夫と長男(5)、長女(1)の家族4人で八重山を訪れ、竹富島へ泳ぎに行くという田丸実佳子さん(39)は「子どもたちも海が大好き。安全に遊ばせるのは親の責任。安全第一で事故がないよう気をつけたい」と話した。