▽…土砂の堆積でオヒルギの根が呼吸できず、枯死した吹通川上流のマングローブ。自然災害とされているが、エコツーリズムの関係者によると「決壊しやすい場所に林道を造ったせいだ。今回のオヒルギの被害は人災」と話す。公共のための工事とはいえ、あらゆることを想定して取り組まなければ、貴重な島の自然は取り返しのつかないことになる。
▽…西表島の国有林の利用ルールについて意見を交わした西表島森林生態系保護地域保全管理委員会。希少動植物が採取され、インターネットを通じて販売されている現状もあり、奄美・徳之島の事例を挙げてパトロール強化を求める要望もあった。モラルの問題でもあるが、販売用に採取する人もいるようで、最も身近な地域住民の監視の目が抑止策に最適とか。
▽…全国で認知症患者は約240万人おり、2020年には300万人を超えると推定されている。6日、八重農で開かれた認知症サポーター養成講座の中で「悪い例」として演じられた認知症患者に対する感情的なやりとりを演じた芝居。案外、身近で見られる光景のように感じた。認知症キャラバンメイトいわく「共感することが大事」。良い例の芝居は認知症を理解し、患者に向き合う対応だった。