プリンセスクルーズ社が運航する大型客船「ゴールデンプリンセス」(バミューダ国籍、総㌧数10万8865㌧、乗客定員3100人)の石垣寄港が5月7日からスタートする。同船の寄港を前に市観光文化課(仲大底まゆみ課長)は22日午前、市役所第2委員会室で関係機関と同船の受け入れ態勢を確認した。
ゴ号は石垣市が1997年に外航クルーズ船の受け入れを開始して以降、最大級。10月22日までに28回の寄港が予定され、初回は台湾人観光客を中心に約2000人が乗船している。寄港時は竹富島沖に停泊して乗客は自船のテンダーボートで離島ターミナルからの上陸が予定されている。
会議にはゴ号の観光手配(ランドオペレーター)などを行う㈱JTBや船舶代理店の㈲沖縄シップスエージェンシー、離島ターミナルを利用する船舶会社やバス・タクシーなどの関係機関から18人が出席。
JTBによると、乗船客は島内観光の予定はなく、民間のバス会社が大型バスで離島ターミナルと市内の大型スーパーを結ぶシャトルバスを運行することから、ほとんどが個人客の可能性が高いという。
寄港日が黄金週間に重なることから、乗船客の動線確保やタクシーとバス乗り場への誘導を強化することを確認。同課の宮良学主事は「ターミナル内の混雑回避と安全確保を最優先させたい」と述べた。