【那覇】日本航空(JAL・植木義晴社長)は5日、沖縄-東京線就航60周年を迎え、那覇空港国内線旅客ターミナル内で記念セレモニーを行い、節目を祝った。同路線は、祖国復帰前の1954(昭和29)年2月5日に国際線として開設。初年度の週2往復、年間利用者約2500人から現在は、1日12往復約3万人が利用するなど、同社の主要路線となっている。
植木社長は「沖縄-東京は戦略上、重要な路線。70周年に向けて日本トランスオーシャン航空、琉球エアーコミューターとともに沖縄の振興発展に貢献していきたい」と述べた。
セレモニーでは、植木社長や日本トランスオーシャン航空(JTA)の佐藤学社長、JALとJTAのスタッフらが「ご搭乗ありがとうございます」の横断幕を掲げて羽田から沖縄着の乗客を迎えた。初便の沖縄着と羽田行きの搭乗客には、メモホルダーなどが入った記念品が贈られた。
沖縄観光コンベンションビューローの上原良幸会長は「還暦となり歴史を感じる。100周年を目指してさらなる沖縄観光の発展につながればと期待している」、県観光文化スポーツ部の湧川盛順部長は「沖縄の観光振興を今後とも日本航空と連携して取り組みたい」とそれぞれ就航60周年を祝福した。