地域の特色を生かした産品などをブランド化し、地域外に売り出す中核的な人材を育成する独立行政法人中小企業基盤整備機構のふるさとプロデューサー育成支援事業で、石垣市から6人のプロデューサーが誕生した。事業の研修で取り組んだ「石垣島をリブランディングするwebメディアづくり」の成果として、5月中にウェブマガジン「AnjiAnji(あんじあんじ)」を開設、共感できる情報を発信するという。
同事業は本年度から初めて実施され、全国の1期生100人のうち石垣市から6人が受講。市内で地域プロデュースを行う㈱ルーツで昨年7月からことし1月までに延べ30日間、地域産品の商品化やブランド化、体験型観光商品の開発・運営などについて研修を受けたほか、京都市や高知県四万十町など先進地を視察、2月15日に都内で行われた報告会で修了証書を受けた。
ウェブマガジン名には、八重山の方言で共感の意味を表す「あんじ」を使用。当面は物や商品をつくる人にスポットを当てる予定。研修でスーパーバイザーを務めた松島由布子さんは「人の物語、人の魅力を伝えていきたい。そこに共感できると思う」と話している。
ふるさとプロデューサー第1期生は平良佳保里さん(ティーラアースデザイナー)、奥平まゆみさん(平田観光㈱副社長)、仲吉直己さん(NPOククル代表)、仲程長治さん(写真家、デザイナー)、大城佐和子さん(アント出版八重山営業所代表)、新里京子さん(新里商店代表)。