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海底送水で要望相次ぐ 黒島・竹富町政懇談会

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海底送水による要望が相次いだ黒島地区の町政懇談会=4日午前、黒島伝統芸能館

 【黒島・竹富島】竹富町(川満栄長町長)は4日、黒島地区と竹富地区で本年度の町政懇談会を行い、両地区とも海底送水管や貯水タンク増設の要望が相次いだ。黒島地区は、本年度の超音波調査で新城島との間にある送水管で漏水の可能性が指摘されており、町水道課は目視調査の実施・修繕を行っていく。また、経年劣化に伴い、敷設替えまでの期間、毎年漏水調査を行っていく考えを示した。

 黒島への海底送水管は西表島を水源に新城島下地・上地を経由して1972~74(昭和47~49)年に整備。送水管の耐用年数は約40年と言われていることから、町では本年度、超音波調査を実施していた。

 同課の新城寛樹係長は「2014年度に海底送水管の敷設替えに向けた整備計画を作成し、国の認可を受けて15年度から実施設計、敷設替えを行っていく計画。耐用年数もあるため、敷設替えまでは毎年漏水調査を行い、維持管理に万全を期したい」と話した。

 石垣市から海底送水管で給水を受けている竹富島では昨年1月に漏水による断水が発生したことから、海底送水管の更新と西表島からの送水、貯水タンクの増設の要望が挙がった。

 貯水タンクも容量90㌧に対してピーク時の使用量は1日あたり400㌧以上となっており、新城係長は「整備計画の中で西表小浜経由で竹富島に送水する計画を盛り込んでおり、タンクの増設も送水管の敷設替えとともに国・県と調整しながら検討したい」と答えた。


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