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八商工寄宿舎を建て替え 来月着工、来年に完成予定

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建て替えが決まった八重山商工高校の寄宿舎=6日午後

 1982年3月の建設から34年が経過した八重山商工高校(真栄田義功校長)の寄宿舎が建て替えられることになった。ことし5月に建設工事に着手し、来年3月の完成、同4月の供用開始を目指している。

 現寄宿舎は延べ床面積703平方㍍で鉄筋コンクリート造り2階建て。新寄宿舎も同様の造りで延べ床面積は765平方㍍に拡張する計画。

 同校によると、新寄宿舎の定員は現寄宿舎より20人少ない32人。現在の利用者が多い時でも35人程度であることから、規模の適正化を図った。2人部屋を16室整備する。

 インフルエンザなどの感染症にかかった生徒を一時的に隔離できる多目的室や、車いすの生徒にも対応できるスロープなども配置する計画。これまで生徒の部屋には付いていなかったクーラーを設置して学習環境を整えることにしている。

 現寄宿舎には前年度まで19人が入寮。3月1日に当時の3年生5人が退寮した後、1、2年生(現2、3年生)14人が利用していたが、建て替えのため、親戚や保証人の自宅などからの登校を希望した生徒を除く10人が今月6日から八重山農林高校(渡久山修校長)の寄宿舎を利用することになった。

 八商工商業科情報ビジネスコース3年の吉澤乃愛(のあ)さん(17)=竹富島出身=は「ちょうど建て替えの時期に当たり、新しい寮に住めないのは残念」と肩を落としたが、「(八重農の寮には)顔だけ知っていて話してみたいと思っていた人もいるので、その点は楽しみ」と笑顔。

 母親のやよいさん(46)は「アパートか親戚の家にと考えていたが、受け入れてもらいとても助かった。学校ごとに(授業などの)時間帯も違い、戸惑うかもしれないが、切磋琢磨(せっさたくま)できる部分もあると思う」と期待した。

 八商工機械電気科機械コース1年の髙山龍介君(15)=与那国出身=は「自転車で学校まで通うのは大変だが、頑張りたい。1年間、八重農の生徒とも楽しく過ごせたら」と話した。


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