中華航空(本社・台北)は30日、台北-石垣路線の運航を再開した。同日午後1時30分ごろ、台湾桃園国際空港から初便の乗客145人が南ぬ島石垣空港に到着。同国際線ターミナルビル入り口では石垣市と市観光交流協会によるセレモニーが行われ、職員が島産品や観光パンフレットを配布した。八重山台湾親善交流協会(石垣久雄会長)の会員も横断幕で歓迎した。
台北石垣路線の夏季ダイヤは、B737-800型機(158席)を使用し、10月29日まで水・土曜日の週2往復4便運航する。
同社によると、乗客は3泊4日と4泊5日の日程で滞在が可能。初便は団体客122人が大型ホテルに宿泊。個人客は約20人程度に留まった。
中華航空沖縄支店の井上孝太営業部長は「運航再開で台湾から那覇、石垣を結ぶ周遊ツアーも組める。新しい自転車観光ツアーなどで石垣を売り込みたい」と話した。
市観光文化スポーツ局の大得英信局長は「これまでの反省を踏まえ、受け入れ態勢を強化したい。満足する冬場の観光商品を創出したい」と意欲を示した。