県立高校入試の合格発表が16日午前、各校一斉に行われ、定時制を含む八重山3高校と八重山特別支援学校高等部で計484人が合格した。各校では、掲示板に張り出された番号を見た受験生たちが「あった!」「やった!」と歓声を上げ、抱き合ったり、ガッツポーズをしたりして喜びを爆発させた。携帯電話で番号を撮影し、真っ先に保護者らに知らせる生徒の姿も見られた。定員に満たなかった学科のある学校では、17、18日に第2次募集が行われる。
合格者の内訳は八重高が240人(定員240人)、八商工全日制が114人(同160人)、同定時制が13人(同40人)、八重農が101人(同160人)、八重山特別支援学校高等部が16人(同25人)。
八重山商工高校(真栄田義功校長)では、生徒や保護者たちが発表を今か今かと待ちかね、掲示板に番号が張り出されるやいなや一斉に駆け寄った。
商業科会計システムコースに合格し、すぐに母親に電話で報告したという石垣第二中学校3年の島袋美紅(みく)さん(15)は「商工祭などに来てこの学校に入りたいと思った。落ちると思っていたのでうれしい。高校生活を楽しみたい」。機械電気科電気コースに合格した大浜中学校3年の砂川竜一君(同)は「受験勉強を頑張ってきたのでとにかくうれしい。友達をたくさんつくり、いろんな資格を取って将来に役立てたい」と笑顔。
定時制に合格した石垣第二中学校3年の髙梨美月さん(同)はこの日が誕生日。「最高の誕生日になった。早く母に知らせたい。この学校で学べるところをすべて学びたい」と意欲を語った。
オリエンテーションは八重高が29日午後1時から同校体育館、八商工全日制が30日午後1時から同校体育館、同定時制が同2時から同視聴覚室、八重農が29日午前10時から同校体育館、八重山特別支援学校が29日午前9時30分から同校会議室でそれぞれ行う。