表千家不白流白和会川平社中(川平宗勝代表)は5日午前、石垣市登野城の川平代表宅で「おひなまつり子ども茶会」を開き、同社中の茶道教室に通う小学生たちが訪れた市民をもてなした。
同宅には、ひな人形の7段飾りもあり、桃の節句らしい雰囲気。子どもたちは盆の上で茶をたてる「略盆」と一般的な「運び点前」を交互に行い、日ごろの稽古の成果を発揮した。
5年目という浦崎絵戸(えこ)さん(海星小5年)は「思っていたより緊張せずできた。先生に言われなくても完璧にできるようにしたい」、3年目の西里琉弥君(平真小3年)は「お茶をお客さまに出す時は緊張した。略盆はできるようになってきたので、お運びもできるように頑張りたい」と目標を語った。
長女の舞彩(まあや)ちゃん(2)に日本の茶文化を味わってもらおうと参加した石崎紀子さん(41)=登野城=は「家では体験できないことをさせていただいた。作法などは身に付けたら一生ものだと思う。娘がもし興味を持てば習ってもらいたい」と話した。
同社中の川平宗孝(孝子)さん(61)は「褒めてくれると子どもたちの力になる。毎週土曜日に教室を行っているので、興味のある方は気軽に来て、静かな時間を味わってほしい」と呼び掛けている。