県議選告示まで3カ月
任期満了に伴う県議会議員選挙は27日に5月27日の告示日まで3カ月となる。石垣市区(定数2)では、新人の次呂久成崇氏(41)と市議の前津究氏(43)、自民党公認の現職、砂川利勝氏(52)が出馬を表明。革新系の次呂久氏と前津氏は2月までに事務所開きを終え、支持拡大に向けて各団体への働きかけを本格化させている。砂川氏は3月上旬にも事務所開きを行い、自公を中心とした地盤固めを展開していく見込み。
次呂久陣営では25日に連合沖縄八重山地域協議会と八重山地区労働組合協議会が労組政策推進会議を立ち上げて今後の支持体制を確認。政策協定に向けた調整を進めていく。
前津陣営は革新系支持団体からの推薦に向けて働きかけを行っており、竹富・与那国町議の支持を得て離島に地盤を確保。市内での支持拡大に向けた活動を展開していく。
砂川陣営は早々に郡内の自民党県連3支部から推薦を取り付けて自民公認を得ている。3月上旬にも事務所開きを行った後、自公路線を中心に地盤固めを図っていく。
今選挙は革新系から4期16年にわたって県議を務めてきた高嶺善伸氏(65)が勇退の意向を示したことで、次呂久、前津の2氏が出馬を表明。革新票の行方が注目されている。
一方、市議の知念辰憲氏(60)は出馬に消極的ながらも、2004年の県議選では告示1カ月前に保守系の現職市議が出馬、当選した経緯もあるため、衆院・参院選の動向も含めて状況をうかがっている。