15グループが成果報告
八重山農林高校(渡久山修校長、生徒283人)の本年度第2回校内農業クラブプロジェクト発表大会が25日、同校体育館で開かれ、分類Ⅰ「生産・流通・経営」、分類Ⅱ「開発・保全・創造」、分類Ⅲ「ヒューマンサービス」の3分野で15グループが日ごろの研究成果を発表した。
同大会は6月にうるま市で開かれる第64回県学校農業クラブ連盟大会(同連盟、県高校文化連盟主催)の派遣グループの選抜も兼ねており、各分野から優秀賞2組を選出した。
分類Ⅱで優秀賞に選ばれた島袋光貴君(グリーンライフ科2年)のグループは名蔵アンパルに生息する生き物などについて研究。
環境省のレッドリストで近い将来、野生での絶滅の危険性が高いとされる絶滅危惧ⅠB類に分類されている「ミミモチシダ」の栽培にも挑戦。昨夏の台風で空調が故障した影響で枯れてしまったが、胞子体まで栽培することができ、今後の繁殖に向けた可能性をうかがわせた。
優秀賞は次の通り。
【分類Ⅰ】
▽放牧肥育に関する研究=上江洲真生、平得永弥、與那城安晶(以上フードプロデュース科1年)▽バニラプロジェクト新たな取り組み~実現させるぞ!八重山の新産業~=宮城はづき、与那覇日和(以上アグリフード科3年)
【分類Ⅱ】
▽校内で生産された豚の加工品開発について=野原心、前盛紀香(以上フードプロデュース科2年)▽名蔵アンパルの調査~ぼくらのアンパル物語(ストーリー)~=島袋光貴、友利悠斗、玻座真里陽、平得永大、世持勝吉(以上グリーンライフ科2年)
【分類Ⅲ】
▽小さな島の大きな挑戦!~もちきび加工品への挑戦~=前津美沙希、照屋こはる、西里アリス、野原秀斗(以上アグリフード科2年)、嶺井千裕(ライフスキル科2年)▽草花を活用した保育園との交流=石垣絵利奈、喜友名美波、仲間綾音(以上ライフスキル科3年)