「伝承と創造~古より 常しえにと 咲かせよう 文化の花を~」をテーマにした沖縄県高等学校障害児学校教職員組合八重山支部(上原勉支部長)の第43回文化祭が20、21の2日間、市民会館で開かれている。
展示の部では、八重高、八商工、八重農、八重山特別支援学校の4分会の教諭や生徒、同支部OBの作品を紹介。授業で生かした教材や写真、獅子頭、ハーブソープ、エコクラフトバッグ、学級日誌など多彩な作品が並び、来場者の関心を集めた。
昔の学級日誌や写真集を見ていた50代の女性は「懐かしい写真などもあり、記憶がよみがえった。教材からは先生たちの工夫や頑張りが伝わってきた」などと感想を語った。
舞台の部は4分会合同の「鷲ぬ鳥節」「鶴亀節」「矼ゆば節」で幕開け。八重高のエイサーやバンド演奏、八商工の段のもの、特別支援学校の獅子舞などが続いた。八重農は演劇の要素を取り入れた舞台「つなぐ~過去から現在、そして未来へ~」を披露し、盛んな拍手が送られた。
冒頭、上原支部長は「各分会が少ない練習時間の中、文化の種を準備してきた。本番では素晴らしい花を咲かせるので、ぜひその姿を見ていただきたい」とあいさつした。
最終日の21日は展示の部のみの開催で、午前10時から午後3時。