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コスタ号が今季初寄港 クルーズ船

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今年初寄港したコスタビクトリア号から下船して大型バスで島内観光に向かう中国人観光客=7日午前、石垣港F岸壁

 コスタクルーズ社(イタリア)の外航クルーズ船「コスタビクトリア号」(総㌧数7万5166㌧、乗組員778人)が7日午前、石垣島に今年初めて寄港した。この日は中国人観光客を中心に乗客2081人が乗船。上陸客はバスによる島内観光や市街地での買い物を楽しんだ。中国人観光客の受け入れについて市観光文化課の大嵩久美子課長は「定期で訪れる台湾人観光客と客層が違うので不安はある。ニーズ調査で体制を整えてリピーターの獲得につなげたい」と考えを示した。

 コ号は同日午前8時45分ごろ、石垣港F岸壁に着岸。岸壁では市主催の歓迎アトラクションが行われ、石垣クラウン・イーグルス・マーチングバンド(谷口智行団長)の演奏で上陸客を迎えた。同日午後6時ごろ、那覇に向けて出港した。

 船は香港発着で石垣や那覇、台湾の基隆(キールン)を周遊。石垣には9月21日まで18回の寄港を予定。

 香港から訪れた男性(45)は「初めての石垣島は空気がきれい。市街地観光を楽しみたい」と笑顔をみせた。

 一方、貨物用のコンテナが並ぶ同岸壁内には島内観光用の大型バス29台が待機。約1100人余りがバスを利用した。

 東運輸(㈱)の担当者は「窮屈な岸壁だが、事故を起こさないようにやるしかない。運転手もフル出勤させて対応。春先や夏場の団体客と予約が重なればバスが足りない」と悲鳴を上げた。

 石垣市観光交流協会の高倉大事務局長は「中国人観光客の消費額は大きいので地元企業に循環させたい。マナー面も懸念されるが、この機会に周知させるきっかけをつくりたい」と話した。


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