【那覇】JAおきなわ(砂川博紀理事長)は24日、那覇市のJA会館で会見し、飼料価格高騰に対する緊急支援を発表した。全農系配合飼料安定基金に加入する全畜種の農家を対象に今月から3月まで、1㌧当たり2000円を助成する。
大豆かすやトウモロコシなどの原材料を輸入に頼る配合飼料は円安などの影響から、価格の高止まりが続いている。支援は通常の飼料安定基金や国による補填(ほてん)とは別にJA独自に行う。
支援期間内の支援総額は約4500万円を見積もっている。
飼料1㌧当たりの生産者負担額(飼料安定基金の補助含む)は2013年7~9月で6万2850円だったが、同10~12月には6万5200円に増加した。14年1~3月は今回の支援で6万3400円に下がる見込み。
砂川理事長は「畜産は離島でも極めて重要な産業。生産力の向上や畜産基盤を維持するため全畜種を支援していきたい」と話した。