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Channel: 八重山毎日新聞社
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かりゆしウエアの出荷量が今年10月現在…

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 かりゆしウエアの出荷量が今年10月現在39万8000着となって昨年の38万着を更新し、初の40万着突破が確実となった。これに対し派手なデザインのかりゆしと違い色、柄ともシンプルな八重山独特のミンサーウエアも順調に売り上げを伸ばし、今年は推計で過去最高の8500着を販売、数年内には1万着の大台も突破しそうだ▼これは石垣市内で同ウエアの大半を生産・販売するみんさー工芸館とみね屋からの聞き取りで分かった▼6、7年前と比べても2、3000着伸びており、それはそれだけ多少値は張るがミンサーウエアが地元に広く愛され、浸透してきた証だ▼先駆けのみんさー工芸館によると、1984年から洋装も必要だとして販売を開始。94年ごろから現在のデザインになったが、2000年の沖縄サミット、05年のクールビズ提唱でかりゆしウエアが注目を集め急速に普及を広げた▼現在では冠婚葬祭やパーティー、冬用、女性用などと用途を広げ、市民大学で交流した今は亡きTBSキャスターの筑紫哲也さんをして「石垣の人はどこにでもこういう服で出られるし、いいな」とうらやましがらせたものだ▼女性の雇用拡大のためにも業界は、近年の“長い夏”と“猛暑”を強い味方に、地元はむろん強固な本土の背広組にさらに攻勢をかけたいものだ。(上地義男)


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