県健康増進課は22日、1月13日から19日までの八重山管内のインフルエンザ患者報告数が1定点(医療機関)当たり30.33人に上り、警報基準値(30人)を超えたとして、インフルエンザ警報を発令した。郡内では平真小学校(松原範夫校長)で学級閉鎖が出ており、今後感染が拡大する可能性がある。同課では「せきやくしゃみをする時に口と鼻を押さえるせきエチケットや、手洗い、うがいをしっかり行ってほしい」と呼びかけている。
県内では八重山のほか、那覇市が55.56人と最も高く、南部37.57人、中部32.60人、宮古24.00人、北部が19.80人。県全体では36.74人となっている。
石垣市内では、平真小3年生のクラスで児童28人中15人が欠席し、22日から24日までの3日間、学級閉鎖となっている。松原校長によると、19日の学習発表会から徐々に感染者が増え、3年生と5年生が多い傾向だという。「兄弟間で広まっているケースが見受けられる。手洗いやマスクの着用など呼びかけているが、厳しい状況。今後も予防策を徹底していきたい」と話している。
竹富町と与那国町は13日から19日までの報告数はゼロとなっている。
同課では予防策として①せきエチケット②食事の前や帰宅後の手洗いとうがい③バランスの良い栄養摂取と十分な睡眠④室内の換気と適切な湿度⑤不要不急の外出を避ける⑥予防接種を早めに受ける—ことや、インフルエンザにかかった場合に▽医療機関を受診して治療を受ける▽安静にして休養を取る▽会社や学校を休むようにする—ことを呼びかけている。
予防に関する問い合わせは八重山保健所(82-4891)。相談受け付けは午前8時30分から午後5時15分。