沖縄県知事杯第37回沖縄一周市郡対抗駅伝競走大会(沖縄陸上競技協会主催)に出場する八重山選手団(玉城学団長)の結団式が20日夕、市中央運動公園陸上競技場会議室で行われた。第36回大会で八重山は3年ぶり2度目の総合優勝を飾っており、今回は2連覇が懸かっている。
大会は奥武山陸上競技場と国頭村役場を往復する全30区間292.4㌔㍍のコースで25、26日の2日間にわたり、県内14市郡の健脚を競う。
仲村渠隆雄選手が代表して「2連覇を勝ち取るため、一般、高校生、中学生と一本のたすきをつなぎ、全力を尽くす」と力強く宣誓した。
島尻勝人監督は「プレッシャーもあるが、選手の顔ぶれや表情を見ていると連覇できる」、柿本恵子女子監督は「今年は都道府県駅伝に4人選ばれた。今年こそは女子の力で勝ったと言えるように頑張る。今大会で八重山だけが、挑戦できる2連覇。これを女子の力で勝ち取る」と闘志を燃やした。
八重山郡体育協会・八重山郡陸上競技協会の玉城学会長は「現段階での八重山最強メンバーがそろった。前回大会は292.3㌔を走って、2連覇のかかった国頭郡とわずか21秒差で勝利した。1秒の積み重ねが優勝につながるという意気込みでたすきをつなぎ、八重山の誇りを胸にしっかり走ってほしい。大会まであと5日。きついと思うが、粘り強い走りを期待する。奥武山で昨年のように歓喜の輪をつくりたい。八重山は強い。健闘を祈る」と激励した。