新川小学校(漢那憲吉校長、児童数416人)の正門校庭でいま、全児童が「一人一鉢運動」で取り組んだ草花が満開し、色とりどりの花たちが校門前を通る人々の目を楽しませている。
花は昨年9月、校内で種まき、育苗したほか、半分は県緑化推進委員会から提供を受け、マリーゴールドやベゴニア、パンジー、インパチェンスなど約1万本の花が咲き誇っている。
花壇中央には、市立八重山博物館から寄贈してもらったサバニ(ハーリー舟)に、真っ赤なサルビアのプランターを配するなど、工夫を凝らしている。
水やり、花がら摘みは6年生の栽培委員会が担当。冬休みや祝日は職員が水やりをするなど、学校挙げて花を咲かせている。
漢那校長は「花の前で記念撮影する観光客もいる」と話す。
このほか、昨年9月には校長と男性職員が校庭にあるサバニを見よう見まねで作ったハーリー舟を校門アーチに設置。ウミンチュ(漁師)の街にふさわしい雰囲気を醸し出している。
花壇作りは沖縄観光コンベンションビューロー主催の「花のメッセージコンテスト」に応募、同校では審査結果を心待ちにしている。