【那覇】県内の高校生が26日からシンガポールを訪問し、伝統芸能などを通じて海外の高校生と触れ合う県教委の海外短期研修事業「県高校生芸術文化国際交流プログラム」に、郡内3高校から6人が参加することになり、17日、県庁で行われた激励壮行会で、八重山の伝統舞踊を披露した。
同事業は国際性豊かな人材を育成することが目的で、県内の高校生が文化活動を通して海外高校生と交流するもの。派遣団は音楽、美術・工芸、郷土芸能の3部門合わせて60人。26日から5泊6日の日程でシンガポールを訪れる。
八重山からは名嘉夏海さん(八重高2年)、又吉萌さん(同)、平良カナエさん(同1年)、鈴木瑛莉さん(八重農2年)、上地美月さん(同)、東内原留奈さん(八商工2年)が郷土芸能部門で参加する。
壮行会では、諸見里明教育長などの激励に続き、八重山の高校生らが「真謝井戸節」「与那国のマヤー小」を披露した。
平良さんは「派遣が楽しみ。シンガポールの文化を学びながら沖縄の歴史や八重山の伝統文化を伝えたい」と話していた。