県感染症情報センターのインフルエンザ発生動向調査によると、八重山管内のインフルエンザ患者報告数が定点当たりの注意レベル指標(10.0人)に達したことが17日分かった。
県健康増進課では10日、県全域に注意報を発令している。管内の罹患(りかん)数は昨年の第52週(12月23~29日)の10人から、今年の第2週(1月6~12日)は30人に増加していることから、八重山保健所では感染予防の徹底を呼びかけている。
石垣市教育委員会によると、インフルエンザによる学級閉鎖の報告はないが、保健所では手洗いやうがいの徹底、症状がある人のせきエチケットの徹底を求めている。また、乳幼児や高齢者は重症化しやすいため「ワクチン接種などで予防してほしい」と呼びかけている。
県内では、12日までの1週間のインフルエンザ患者数が1154人に達し、定点当たりでは那覇市が第2週に31.25人となり、警報が出ている。