石垣海上保安部(宮﨑一巳部長)がまとめた管内の2014年の海難事故発生件数は衝突など17件の事故が発生し、過去5年間で最多だった10年の16件を上回った。同部では「運航の過信による小型船の事故が多く発生している。運航中や漂泊中の見張りを徹底してほしい」と呼びかけている。
14年に海難事故を起こした船種は、モーターボートや水上オートバイをはじめとするプレジャーボートが8件で最多となり、これまで事故が多かった漁船の6件(前年比1件増)を上回った。
事故形態は衝突が6件(同2件増)で最多。次に、乗りあげが4件(同4件増)だった。原因は不適切な操船や不十分な見張りなど運航の過信が15件(同6件増)で、航行や漂泊に際しての安全確認の徹底が求められる結果となった。