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島内のがん診療体制を強化 八重山病院

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がん診療に当たっている中心メンバーら。前列左から神谷一徳呼吸器外科医、内田千穂認定看護師、尾崎信弘外科部長、後列左から瀬尾卓司腫瘍内科医、玉城和光副院長、依光たみ枝院長=6日午後、八重山病院応接室

 八重山病院(依光たみ枝院長)は、昨年8月から2年ぶりに肺がんの専門医を配置しているほか、今年5月にはがん治療の初期の段階から総合的に治療を行う緩和ケアチームを新設するなど、がんの診療体制を強化している。同病院での肺がん手術は昨年8月から今年6月末までに9例、その他のがん手術は2014年度で84例。依光院長は「島外に行かなくても地元で手術や治療ができれば、精神的・経済的負担を軽減できる」としている。

 同病院には昨年8月1日、呼吸器外科医の神谷一徳氏が赴任。神谷氏は前任地の横浜市民病院で年間100例を手術した実績がある。八重山病院では赴任から6月末までに9例の手術を実施。

 外科部(部長・尾崎信弘消化器外科医)でがんの手術ができる専門医は神谷氏を含め4人。これに今年4月からは、抗がん剤による化学療法の専門医、玉城和光腫瘍内科医(指導医)が副院長として赴任し、手術と化学療法の専門スタッフが充実した。

 緩和ケアチームは、専門医のほか、がん化学療法看護の資格を持つ認定看護師の内田千穂看護師を中心に薬剤師、理学療法士、栄養士ら15人。

 尾崎部長は「スタッフが充実しており、特殊な事例以外はかなりの範囲でがんの手術ができるようになっている。島外の病院の紹介も含めて一番合った治療法を患者に提供できると思う。遠慮せずに気軽に相談してもらいたい」と話している。


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