12月に県内初の第1回黒島牧草コンテストを開催する黒島農業青年クラブ(仲嵩秀文会長、18人)は26、29の両日、土壌分析を通して良質な牧草がどのような土壌で育つのか明らかにしようと、島内の草地20カ所で土壌を採取、県に提出した。
7月中に出る土壌分析の結果は、今回のコンテストでは点数に反映されないが、来年以降のコンテストに向け、牧草の品質改善につなげていく考えだ。
土壌採取には延べ20人が参加。専用の鉄パイプをハンマーで打ち込み、30㌢の深さまで均等に土を集めた。
黒島特有のサンゴ石灰岩のため、鉄パイプが曲がることも。作業の途中で鉄パイプを斜めに切断して打ち込みやすくするなど工夫を凝らした。
コンテストの申し込み受け付けは7月20日まで。同クラブは同月12日の家畜セリに合わせ、説明会を開催し、出場を呼びかけることにしている。8~9月に牧草のサンプル提出を受け、10~11月に成分を分析、12月中に表彰式を行う。