来月、全国高校総文祭へ
7月29日から31日まで滋賀県甲賀市で開かれる第39回全国高校総合文化祭「2015滋賀びわこ総文」と、8月1日から4日まで新潟県で開かれる「大地の芸術祭~青の祭典~」に出場する八重山農林高校郷土芸能部(與那嶺理奈部長、部員25人)の壮行公演が27日夕、石垣市民会館大ホールであり、部員らの熱演に満員の観客が魅了された。
舞台は部員や卒業生、同校職員らによる「鷲ぬ鳥節」「鶴亀節」「めでたい節」の斉唱で幕開け。同校空手道部の演武や演劇部の絵本朗読、校内農業クラブ大会で選抜された生徒たちによる発表、OBやOGらによる「与那国の棒踊り」などが続いた。
全国大会と大地の芸術祭で披露する演目「稲粟ぬ稔り~いにあわぬなうり~」では、五穀の授受から収穫の喜びまでを部員らがはつらつと個性豊かに表現し、喝采を浴びた。
與那嶺部長は「人々が互いに助け合い、協力し合う心、運命共同体の“結い”の心を全国の大舞台でも大事に表現したい」と意欲を語った。
会場では、大地の芸術祭への出場が危ぶまれているネパールの高校生のため、手ぬぐいを販売するなどして支援金も集められた。