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不戦と平和誓う 戦後70年の慰霊の日

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全戦没者追悼式で焼香し、み霊の冥福を祈る参列者=23日午後、八重守之塔

 沖縄戦終結から70年の節目を迎えた「慰霊の日」の23日、郡内各地でも戦没者追悼式や慰霊祭が行われた。このうち石垣市主催の「戦後70年全戦没者追悼式並びに平和祈念式」は同日午後4時からバンナ公園南口の八重守之塔で行われ、参列した大勢の遺族や市民らが献花と焼香で戦没者の冥福を祈り、不戦と世界の恒久平和を誓った。

 中山義隆市長は平和宣言で「終戦から70年の歳月が経過し、戦争を知る人々が減り、話を聞く機会も失われてきている。戦争を遠い過去の出来事として関心を薄れさせてはいけない。過去の教訓を次世代へ継承することは私たちの大きな責務」と述べた。

 市の平和を考える作文で最優秀賞の當銘和輝君(名蔵中1年)と優秀賞の髙宮春花さん(同3年)が作文を朗読。「相手のことを思いやるなどの小さな積み重ねが大きな力になる。みんなが平和な暮らしができるよう、小さな行動をしていきたい」と訴えた。

 県遺族連合会八重山支部の冨里正通支部長、翁長雄志知事(武田智八重山事務所長代読)が追悼の言葉を述べた。

 式では各団体や市内の小中高校の代表も参列。平和ガイドの島尻優楓さん(八重高2年)と嶺井千裕さん(八重農2年)が司会を務め、表千家不白流県支部八重山が御供茶、石垣混声合唱団が「平和の歌ごえ」をささげた。

 この後、遺族や一般市民による焼香がしめやかに行われた。


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