昨年5月に発足したJAおきなわ八重山支店マンゴー生産部会(仲本長照部会長、会員6人)は23日、初荷のマンゴー80㌔を関東圏に向け出荷した。
マンゴーはこれまで、ゆうパックなどで農家が消費者に直接販売しているが、同生産部会ではJAの系統出荷に乗せることで、市場の拡大や大口契約の獲得、価格の安定が図れるとしている。
今期は会員6人が40㌃から収穫、7月末までに1.5㌧の出荷を見込んでいる。
出荷したマンゴーは県内外で主力のアーウィン種。JAの担当者によると、糖度は宮崎産の15度に対し、昨日の測定で18度と上々。味に太鼓判を押す。
JAでは出荷場に集められたマンゴーを色や形状で3ランクに分け、品質の安定と向上を図る。今後は糖度も条件に入れていく。
同生産部会の仲本部会長は「やっとこの日を迎えることができた。出来もよく糖度も18度出ている。いい商品を小さい石垣島から全国へ届けたい」と意気込んだ。
照屋武美JAおきなわ八重山地区本部長兼八重山地区営農振興センター長は「一昨年導入したハウスから初出荷することができた。石垣島産のマンゴーとしてブランド化を目指したい」と抱負。
同センター農産部営農販売課の長堂勝吉さんは「2~3年後には収穫面積200㌃、出荷量も6㌧程度に拡大させたい」と述べた。