八重山公共職業安定所(親泊正義所長)は22日、2016年3月卒業の新規高卒者を対象にした求人受け付けを開始した。職安によると、八重山管内の16年3月の高校卒業予定者は計467人で、就職希望者は110人。このうち県内希望者は37人となっている。
金城正和統括職業指導官は「八重山の企業は求人を出すのが遅い傾向がある。地元高校生は県外の希望が多く、学校も取り組みが早い」と早めの提出を呼びかけた。
求人票を提出した竹富島と西表島でホテルを展開している星野リゾート八重山購買の畑井香枝さんは「(竹富、西表で)300人以上の従業員がいる。今回は10人の求人を出した。ゲストをもてなす意欲にあふれ、長く働いてくれる人材が来てくれれば」と話した。
職安によると、22日に求人票を提出した企業は10社で、35人の求人が来ているという。
管内の今年3月卒業者の就職内定率は99.2%で、就職希望者118人のうち117人が就職。全国平均の98.8%を上回った。