9日午前3時15分ごろ、八重山地方で地震があり、竹富町西表島で震度4を観測したほか、石垣島から与那国島にかけて震度3-2を記録した。震源地は石垣島近海で震源の深さは70㌔。地震の規模はマグニチュード5・6。
八重山地方で震度4以上の揺れを観測したのは2004年10月15日の与那国近海で発生したマグニチュード6・6の地震以来。
震度4が観測された西表舟浮では同時刻ごろ、全国瞬時警報システム(Jアラート)が稼働し、防災無線で住民に地震発生が知らされた。
舟浮公民館長を務める井上吉晴さんの妻、綾子さん(45)は「ドンという音と大きな揺れで跳び起きた。横揺れが10秒くらい続いたように思う。目の前が海なので、津波が気になり、潮が引かないかしばらく様子を見た」と話した
石垣市内でも、この揺れに驚き、跳び起きた人が多かった。
各地の震度は次の通り。
▽震度4=西表島舟浮▽震度3=石垣市登野城、新川、平久保、新栄町、伊原間、美崎町、竹富町大原、黒島、上原▽震度2=与那国町祖納、久部良、波照間。