開会中の石垣市議会(知念辰憲議長)は18日、一般質問4日目を行い、今村重治、小底嗣洋、井上美智子、石垣亨の4氏が登壇した。このうち、ひとり親家庭の認可外保育施設の利用者に対する保育料の補助について知念修福祉部長は「県と歩調を合わせて実施していきたい」と述べ、月額2万6000円を上限に認可外保育費の補助を行っていく考えを示した。井上氏への答弁。石垣氏は市職員の公金詐取を取り上げ、公表時に出張中だった中山義隆市長が陳謝した。
市が防衛省に開示請求を行っている自衛隊配備に関連した地域資料について當真政光総務部長兼企画部長は「資料が届いた場合、防衛省の資料なので防衛省と協議し、市民に開示していきたいと考えている」と述べた。井上氏への答弁。
自然環境保全条例に基づく保護地区の規制は井上氏が取り上げ、市が「捕獲採取を控えてください」と呼びかける表現にとどまっていることについて、長嶺康茂市民保健部長は「自然環境保護審議会からは原則禁止の答申だったが、規則改正だけでは規制できないため、条例に明記する必要がある」と述べ、早ければ9月定例会にも条例改正案を上程する考えを示した。
石垣氏は公共施設等総合管理計画の策定について取り上げ、當真部長は「各施設における維持管理コストなど必要な情報を調査している。2016年度中までの策定に向けて作業を進めたい」答弁した。
當真部長は、平得公民館を除く自治会所有の公民館施設は「計画の対象とはならない」とし、幼稚園と併設している登野城、石垣、新川の各公民館などについて「老朽化が進んでいると認識しており、市でも建て替えについて検討を進めていきたい」と述べた。
また、左藤章防衛副大臣との面談で5分ほど報道陣を退席させたことについて、中山市長は「世間話だった。オープンにしたほうがよかった。変な誤解を招く形になったかと思う。5分間で別の話をしたのではないかという懸念もあると思うが、そういう話は一切ない」と答えた。