扇風機故障を今夏中に改修
開会中の6月定例石垣市議会(知念辰憲議長)は17日、一般質問3日目を行い、大石行英、長山家康、石垣涼子、仲間均、前津究の5氏が登壇した。このうち、市立保育所7園について、知念修福祉部長は子ども子育て支援制度で待機児童を解消した後、将来的な民営化に向けて公立保育所のあり方検討委員会で協議していく考えを示した。石垣氏の質問に答えた。
知念部長は「新制度の5年間で待機児童をゼロにし、公立保育所の(手厚くサポートする必要がある子どもの受け入れなど)調整機能を果たした上で老朽化した保育所の建て替え時期などを踏まえながら、長期的な計画として民営化を検討していきたい」と述べた。
當真政光総務部長兼企画部長も「保育所の民営化は運営面で国県の支援があり、施設整備でも国の補助が受けられる。県内各地で民営化を進めており、築40年を超える施設もある市内の保育所も民営化に取り組む必要がある」と述べ、2016年度から本務職員としての保育士採用を控える考えを示した。
これに石垣氏は「民営化の意義は理解しているが今年の採用試験に向けて取り組んできた人もおり、大きな反響があるのではないかと危惧している」と慎重な対応を求めた。
また、二次利用が可能なオープンデータの公開について當真部長は「各部署が保有している公開可能なデータを検証し、公開の基準作成、制度設計などを経て新たな市民サービスとしてオープンデータの公開を検討したい」と述べた。長山氏の質問に答えた。
学校施設の暑さ対策では、成底啓昌教育部長が市内小中学校の扇風機2540台のうち、434台が故障している状況を報告。今夏中にも改修する考えを示し、石垣氏への答弁。
尖閣資料館建設については中山義隆市長が「北方領土の資料館は国、竹島は島根県が整備している。(尖閣資料館は)国県に整備してもらえるように働きかけていきたい」と述べた。仲間氏への答弁。